デジタルフォレンジックス

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問題文

デジタルフォレンジックスに該当するものはどれか。

ア 画像,音楽などのデジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。
イ コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテストとして,システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
ウ 巧みな話術,盗み聞き,盗み見などの手段によって,ネットワークの管理者,利用者などから,パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
エ 犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,調査,分析,その後の訴訟などに備える。

解説

解答

ア:デジタルコンテンツに著作権者情報を埋め込む

これは デジタルウォーターマーク(電子透かし) の技術です。

画像・音楽・動画などに著作権者や利用制限の情報を埋め込み、改ざんや不正コピーを防止することを目的とします。

フォレンジックスとは別の技術です。

イ:セキュリティ上の弱点を発見するために実際に攻撃して侵入を試みる

これは ペネトレーションテスト(侵入テスト) の説明です。

攻撃者の手口を模倣してシステムの脆弱性を検証します。

防御力を評価するためのテストであり、フォレンジックスとは異なります。

ウ:話術や盗み聞きなどでパスワードを取得する

これは ソーシャルエンジニアリング の説明です。

技術的な攻撃ではなく、人の心理的な隙や行動を悪用して情報を不正に入手する手口です。

フォレンジックスではなく攻撃手法に分類されます。

エ:犯罪に関する証拠となり得るデータを保全・調査・分析する

これが デジタルフォレンジックス の正しい説明です。

コンピュータやスマートフォン、ネットワーク機器に残されたログやデータを、証拠能力を保ったまま収集・分析し、裁判や内部調査に備える活動を指します。

例えば不正アクセス事件や情報漏えい事故が起きたときに、その経路や痕跡を調べるのが典型例です。

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